広告について
このページには広告の枠があります。提携が成立した場合、そこに広告(アフィリエイト広告を含む)を掲載します。本文で扱っているのは法令が定める限度だけで、広告主から対価を受けて書いたものではありません。
限度 05
1,800万円の枠は、どう数えるのか
NISAには年ごとの上限と、生涯を通した上限の2つがあります。この2つは別の数え方をします。
章 01
上限が2つある
NISAの上限は2段になっています。1年間に買える額と、持ち続けられる総額です。
| 上限の種類 | 数字 |
|---|---|
| 年間投資枠(つみたて投資枠) | 年120万円 |
| 年間投資枠(成長投資枠) | 年240万円 |
| 非課税保有限度額(全体) | 1,800万円 |
| そのうち成長投資枠で持てる額 | 1,200万円 |
年間の枠は、その年に使い切らなくても翌年に繰り越せません。使わなかった分は消えます。
生涯の枠は、買ったときの値段で数えます。値上がりして評価額が増えても、枠を追加で使うことにはなりません。
章 02
買ったときの値段で数える
枠の消費は、買付の金額で計算されます。これを簿価といいます。
100万円で買ったものが150万円になっても、使った枠は100万円のままです。
使った枠(買値)
いまの評価額
右端の縦線=生涯の枠 1,800万円
帯の長さは金額に正比例させています(1,800万円=上限の線)。枠として数えるのは上の段だけです。
だから、値上がりしたからといって枠が減ることはありません。数えるのは、買ったときの金額です。
章 03
売ると、枠は翌年に戻る
保有していたものを売ると、その簿価のぶんの枠が空きます。ただし、空くのは翌年からです。
同じ年のうちに売って買い直すことで、年間の枠を超えて買うことはできません。
戻るもの
生涯の枠。売った分の簿価が、翌年以降に使えるようになる
戻らないもの
その年の年間投資枠。売っても、その年の上限は変わらない
この2つを混ぜると、数え方が合わなくなります。年の枠と生涯の枠は、別々に動きます。
章 04
口座は1人1つ
NISA口座は、1人につき1つしか持てません。同じ年に、複数の金融機関で持つことはできません。
金融機関を変えることはできますが、年単位の手続きになります。その年にすでに買付があると、変更は翌年からです。
この上限は、金額ではなく口座の数の上限です。数字の上限とは別の種類の制限になります。
章 05
確かめる場所
- 01
租税特別措置法の該当条(e-Gov法令検索で読める)
- 02
金融庁が公表しているNISAの説明
- 03
利用している金融機関の、枠の残高を表示する画面
3つ目がいちばん実際的です。枠の残りは、その年の買付と売却の履歴から計算されています。
章 06
損が出たときの扱い
NISA口座の中で出た損は、無いものとして扱われます。ほかの口座のもうけと相殺することはできません。
翌年以降への繰り越しもできません。課税される口座であればできる引き算が、ここでは使えません。
非課税になるもの
NISA口座の中で受け取った配当と、売却して出たもうけ
できないこと
損の相殺(損益通算)と、翌年以降への繰り越し
非課税という言葉は強く聞こえます。ただし損が出たときの扱いは、課税口座より不利になる場面があります。
この記事の位置
年間投資枠と非課税保有限度額の関係、枠が戻る仕組みを読みます。