上限と下限JOGEN / KAGEN

広告について

このページには広告の枠があります。提携が成立した場合、そこに広告(アフィリエイト広告を含む)を掲載します。本文で扱っているのは法令が定める限度だけで、広告主から対価を受けて書いたものではありません。

限度 02

ロスカットは、誰のための決まりか

証拠金が一定の水準を割ると、持っている建玉が強制的に決済されます。これは会社の親切ではなく、整備が求められている仕組みです。

章 01

どういう仕組みか

取引を続けると、預けた証拠金に対する評価の割合が動きます。この割合が決められた水準を割ると、建玉が決済されます。

この決済を、ロスカットといいます。自分で注文を出さなくても、会社の側で執行されます。

水準は会社ごとに決められています。証拠金維持率100%、50%など、数字は会社によって違います。

水準に達したかどうかは、常時計算されています。取引時間中であれば、いつでも起こり得ます。

章 02

整備が求められている

ロスカットの仕組みは、会社が任意で用意しているものではありません。金融商品取引業者に対して、整備と遵守が求められています。

金融商品取引業者は、店頭金融先物取引について、顧客の損失が拡大することを防止するための措置を講じ、これを遵守しなければならない。

出どころ:金融商品取引業等に関する内閣府令(趣旨を変えずに短くしています)

だから、どの会社にも何らかの水準が置かれています。「ロスカットが無い会社」を選ぶことはできません。

章 03

それでも損失が残ることがある

ロスカットは、損失を確定させる仕組みです。損失をゼロにする仕組みではありません。

値が急に飛ぶと、決済された値が水準より不利になることがあります。その場合、預けた証拠金を超える損失が残ります。

維持率 300%

余裕あり

維持率 200%

維持率 120%

維持率 100%

ここで決済

右端の縦線=決済される水準

維持率が下がっていくときの、水準までの距離

帯の長さは「水準までどれだけ近づいたか」に正比例させています。水準の数字は会社によって違います。この図は100%を水準とした例です。

超えた分は、追加で入金することになります。これを不足金と呼ぶことがあります。

章 04

自分で置ける線と、置けない線

自分で置ける

損失を限定する注文。倍率を下げる。金額を小さくする

自分では置けない

ロスカットの水準そのもの。会社が決める

自分で置ける線のほうが、水準よりも手前にあります。手前で止めるかどうかは、自分の判断になります。

この記事では、その判断のしかたは扱いません。決まりとして何が置かれているかだけを書いています。

章 05

確かめる場所

  • 01

    取引する会社の契約締結前の書面(水準と、執行のしかた)

  • 02

    金融先物取引業協会が公表している規則

  • 03

    会社が公表している、過去に不足金が生じた事例の説明

3つ目を公表している会社もあります。数字が出ていれば、どのくらいの頻度で起きるかの手がかりになります。

章 06

水準に近づく速さ

維持率は、値が動くたびに計算し直されます。数字が下がる速さは、持っている量と値動きの大きさで決まります。

倍率を高くすると、同じ値動きでも維持率の下がり方が速くなります。上限まで使うかどうかは、ここに効いてきます。

この記事では、どの倍率がよいかは書きません。仕組みとして何が決まっているかだけを書いています。

この記事の位置

ロスカット・ルールの位置づけと、それでも損失が残る場合について読みます。